一番売られているのは原油! チャートは一旦の反発を示唆しているが..
取り急ぎ原油のチャートになります。
日足チャート
RSIは日足でダイバージェンスをつけているので、短期的には明らかに売られ過ぎになります。
1bbl=42で踏みとどまった後、下髭で戻して44〜46.8の間でレンジを形成していますので、まずはここを上抜けられるかです。
10月からの下落に引いたフィボナッチ23.6%が丁度50と重なりますので、46.8を抜けられれば、50までは一旦反発もあり得ると思います。
ただ47.5〜48辺りで上値を抑えられて2番底を試しに下落する形もチャート上はあり得ます。
短期のファンダメンタル的には株が一旦持ち直すかどうかでしょうか。
月足チャート
やはり1bbl=40 台は月足で見ても結構意識されているのが分かります。
もしも30台に下落するようなら、そこからの突っ込み売りは流石に危険な感じです。
原油価格安の動向としては
●短期
株安・直近の景気減速懸念。世界的な貿易摩擦。
●長期
原油の世界勢力図の変化。電気自動車などのエネルギー代替の進行。米シェールオイルの掘削リグの増加傾向と米企業のパイプラインや採掘ラインの効率化によるコスト減。
現在は米企業の初期投資の落ち着きと上記の効率化の影響で、米シェールオイルの採掘単価の損益分岐点は30ドル台でも?と言われており、2016年当時とは安易に比較できないようですが、流石に30ドル台は対空時間も短いのではないかと思います。