ブル・ベアを意識する
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指標発表が予想より弱かったり、ネガティブなヘッドラインが流れたのに、下がった所から自分のショートポジションを刈って高値を更新していく。
えっ....なんで?
なんて経験ありませんか?
これは今、市場が上に行きたいのか、下に行きたいのか大まかな「流れ」を察していないと、絶好の押し目や戻りで逆のエントリーをしてしまう事になりかねないので注意しましょう。
以下は分かりやすい例です。
⏰3ヶ月前〜2日前まで
ドル円がここ数ヶ月108円から105円のレンジで推移していたが、レンジ下限を下抜け104円台に突入後に下髭で戻って来ている。
「サポートを下抜けたし、戻って来た所は積極的に叩いていこう。とりあえず105円ラウンドナンバーは攻略に時間がかかったし、今度は強力なレジスタンスになるんじゃないかな..」
↓↓
⏰18:00
レジスタンスと思っていたの105円を楽々突破して上昇。すでに104.9で入れたショートポジションが捕まっているが、損切りせず105.2でナンピン。
「う〜ん、騙しだったのかなぁ...いやいやそんなはずはない。とりあえず今夜は雇用統計。頼むぞ!」
↓↓
⏰21:15
平均時給が市場予想の0.3を下回り0.2。
瞬間的に104.8まで下がるが、V字回復で105.2の高値を更新。
「おいおい!なんで上がるんだ?一瞬含み益になったけど、キター!と思って104.8で追加Sしてしまった。」
↓↓
⏰23:00
トランプ大統領ツイート
「ドル高はアメリカの国益にプラス!追加減税の草案も近々発表できると思う。ゴット・ブレス・USA❗️」
↓↓
⏰5日後
ドル円は押し目をつけずに上がり続け、元のレンジ回帰後、今度は逆に以前のレンジ上限108円を上抜け日足レベルで上昇トレンドに転換した
市場というのは一旦流れが出始めると、その流れに逆行する材料には反応せず、その方向を伸ばしてくれるような材料には過敏に反応するようになります。
なんで下がらない!or上がらない!と机を叩いて悶絶せずに、市場のブル・ベアの流れを察知したら素直に方向転換するのもトレードの世界では時に重要だと思います。
例えば以下のツイートは、ユーロドルが8月に今年初めて1.15を下抜けた後にV字で戻り、戻りを試すものの、段々と下への材料に反応しなくなった時にユーロドルの上値がまだあると予想したツイートになります。
ユーロドル
— shaolin (@angcor1061) 2018年9月18日
少し前までリスクオフになると、ドルストレートは売られていましたが、米中関税のリスクオフに段々と反応しなくなっています。
テクニカル重視でいくなら、ドルストレートは短期では買いの匂いがプンプンしますが、どうでしょうか。 pic.twitter.com/043BGFn6EQ
時間軸を意識する
これだ!と思ってエントリーしたら方向性は合っているのにまだ早かった、なんて経験はないでしょうか?
チャートが逆方向に転換するタイミングというのが、時間軸で案外予想できたりする場合があります。(絶対ではありません)
以下の2つは分かりやすい例です。
⬛️ゴトー日仲値に向けてのドル円ロング
⏰07:30
「昨日のNYタイムからドル円上昇の地合いは良いのに下がっている。移動平均にタッチしたし良し、押し目のロングだ!」
↓↓
延々と下がり続ける。不安になり損切り。
↓↓
⏰09:30
仲値10時に向けて急激に上昇する。
⬛️東京〜欧州〜ニューヨークの切り替わり
⏰17:00
前日のニューヨーク〜東京時間で作られた大陽線の調整下落が欧州時間で起こり下げ続けている。
「15分足でRSIが2回ダイバージェンスをつけたし、売られ過ぎだ。地合いは上だし、ここで押し目ロング!」
↓↓
そのまま下げが続きフィボナッチ50%を下抜ける。
「全く上がる気配がないな。このままだと昨日からの上げがブルトラップになる。損切りしよう。」
↓↓
⏰21:00
実はポジションの偏り見た欧州勢がロング・スクイーズしただけで、NYタイムに切り替わる前に彼等の利食いが一斉に起きると急激に上昇。結局ただの調整下げだった。
そうなんです。オシレーターなどを見て転換のタイミングで入ったつもりが、素直に切り替わりのタイミングまで待っておけば良かったなんて事が結構あります。
上の2つは比較的短い期間での例ですが、もっと長い期間でのイベントや指標を意識した時間軸を頭に入れておくのも効果的です。
例えば下の2つのツイートは、ユーロドルはまだ上がりそう、ドル円は売っていいものか、という段階のツイートでした。
それぞれヘッドラインの発表、イベント日が転換になる可能性があると狙ったものになります。
#ユーロドル
— shaolin (@angcor1061) 2018年11月19日
水曜日に伊に何らかの勧告が出る可能性が高く、時間軸ではここに向け上値が重くなるor反落する可能性があります
逆に折り合いがつけば、今年の手仕舞いと合わせて来月FOMCまで怒涛のユーロ買い戻しでしょうか
値でいうなら1.145〜1.15が攻防戦になりそうです
#ドル円
— shaolin (@angcor1061) 2018年12月4日
深夜に株安でVIXが上がりました
ドル円は112.5で踏みとどまりましたので、112.2〜5が一旦の防衛線なのだと思います
まだ三角保ち合いの範囲で、111円台で週足確定するようだ怪しい形になります
中旬FOMCもあり、時間軸ではまだ早いような気もしますが pic.twitter.com/y3CsqWcKEL